「新・人間革命」第1巻(はじめに)

 「人間革命池田塾」 では、いよいよ 『新・人間革命』 の研鑚が始まりました。今回からの 『新・人間革命』 は、一巻全部を研鑚することにことになりました。
 あらためて読みなおして見て、自身が感じたところを、書き留めてみようと思いました。全部に亘ることは量が多くなりますので、月に1~2度ほどになると思います。
 『第1巻』 には、「はじめに」 と 「あとがき」 があり、池田先生の思いが綴られていますので、この部分を中心に学びたいと思います。

 〔はじめに〕
 戸田先生は、一九五七年(昭和三十二年)九月八日、あの原水爆禁止宣言を発表され、遺訓の第一として、その思想を全世界に弘めゆくことを、門下の青年に託された。
 ………
 「この地球上から悲惨の二字をなくしたい」
 それは先生の願いであり、ご決意であられた。師弟は不二である。不二なればこそ、私もまた、恩師の心を抱きしめて、世界を駆け巡り、「平和と幸福の大河」 を切り開いてきた。「源流」 の偉大さを物語るものは、壮大な川の流れにほかならない。
 私が、『人間革命』 の続編として、『新・人間革命』 の執筆を思いたったのは、先生亡き後の広宣流布の世界への広がりこそが、恩師の本当の偉大さの証明になると考えたからである。また、恩師の精神を未来永劫に伝えゆくには、後継の 「弟子の道」 を書き残さなければならないとの思いからであった。
 しかし、それには、どうしても自分のことを書かなければならないことになる。そこに大きなためらいもあった、
と 述懐なされています。
 だが、私の足跡を記せる人はいても、私の心までは描けない。私でなければわからない真実の学会の歴史がある、 と 述べられています。

 「魂の力」 は原子爆弾よりも強い――それがマハトマ・ガンジーの叫びであった。人間のもつ、無間の 「生命の力」 の開拓が、「戦争の世紀」 を 「平和の世紀」 へと転じゆく――それが 「人間革命」 であり、この小説を貫く一本の水脈となろう。
 ………
 『新・人間革命』 は、完結までに三十巻を予定している。その執筆は、限りある命の時間との、壮絶な闘争となるにちがいない。しかし、自身のこの世の使命を果たし抜いてこそ、まことの人生である。
 ………
 私も、『新・人間革命』 の執筆をわが生涯の仕事と定め、後世のために、金剛なる師弟の道の 「真実」 を、そして、日蓮大聖人の仰せのままに 「世界広宣流布」 の理想に突き進む尊き仏子が織りなす栄光の大絵巻を、力の限り書きつづってゆく決意である。正も邪も、善も悪も、勝者も敗者も、厳しく映し出しながら――。
 戸田先生も、その生き方を、じっと見ているように思えてならない。


 先生は “『新・人間革命』 は、完結までに三十巻を予定している” と仰っています。現在の聖教新聞連載は、昭和53年1月、「広布第二章」の支部制が発足した頃のことで、第28巻目にあたります。 
 そうしますと、あと2巻余の予定となりますが、忘れてはならないことは、第1次宗門問題の最中、昭和54年4月24日、第3代会長を勇退されたことである。
 この宗門問題の本質、すなわち、宗教がその ドグマ(教条主義)を発揮し、人を幸せにするどころか、地獄の底に叩き落とす作用もあるのである。現今の I S (イスラム国)の独善と狂信の姿を見れば、納得していただけると思います。
 このような宗教のもつ恐ろしさ、負の遺産の断面をえぐり出して、解明し論じていただきたいと願っています。
 “その執筆は、限りある命の時間との、壮絶な闘争となるにちがいない” と述べられています。
 池田先生は、いま、壮絶な闘争をなされています。
 心から、先生と奥様のご健康とご長寿をお祈り申し上げます。

 『新・人間革命』 第1巻は、恩師の遺訓である 「世界広宣流布」 への旅を、一九六〇年(昭和三十五年)十月二日、日米開戦の地である ハワイのホノルルに向って旅立つところから始まっています。
 その冒頭の文章は、『人間革命』 の文章とよく対比されますので、併せて引用させていただきます。 

 『新・人間革命 第1巻』 の 〔旭日〕 の章の文、
 平和ほど、尊きものはない。
 平和ほど、幸福なものはない。
 平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。


 『人間革命 第1巻』 の 〔黎明〕 の章の文、
 戦争ほど、残酷なものはない。
 戦争ほど、悲惨なものはない。
 だが、その戦争はまだ、つづいていた。
 愚かな指導者たちに、率いられた国民もまた、まことに哀れである。
 人びとは、八年に及ぶ戦果に、親を失い、子を失っても、その苦しみに耐えてきた。
 しかし、一九四五年(昭和二十年)七月ごろには、いつ米軍が本土に上陸するかわからないという重苦しい空気が、人びとの心を締め付けていた。
                  

テーマ : 創価学会
ジャンル : 学問・文化・芸術

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〉 平和ほど、尊きものはない。
〉 平和ほど、幸福なものはない。
〉 平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。


憲法改正の話題で盛り上がっていた頃、法華経の精神で作った憲法がある。と聞いて、十七条の憲法を調べてみたんですよ
第一条、和を以(も)って貴(とうと)しとなし
第二条、篤(あつ)く三宝(さんぼう)を敬え。三宝とは仏と法と僧となり

いい内容だなあ。と思いました。
ところで、第一条は、どこかで聞いたことある内容だなあ。と、しばらく思っていたのですが、

やっと、気づいたのが、新人間革命の冒頭でした。

Re: タイトルなし

> 〉 平和ほど、尊きものはない。
> 〉 平和ほど、幸福なものはない。
> 〉 平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。
>
 戸田先生は、メキシコに行った夢を見たと語っています。
 「待っていた、みんな待っていたよ。日蓮大聖人の仏法を求めてな。行きたいな、世界へ。広宣流布の旅に……。伸一、世界が相手だ。君の本当の舞台は世界だよ。世界は広いぞ」
 池田先生は、この言葉を遺言として胸に刻まれ、世界平和のために、世界広宣流布新時代の開拓をなされ、今や拡大のときを迎えるに至りました。
 その師弟共戦の戦いが綴られているのが「新・人間革命」です。
 池田塾にてシッカリ研鑚して参りましょう。
プロフィール

谷 建二郎

Author:谷 建二郎
 
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北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

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