難信難解 (なぜ、公明を支援するのか)

 法華経に「難信難解」という語があります。法華経の理は、信じ難く理解し難いということです。

 公明党の全国比例票の得票数は、確か2003年の時、873万余だったと思うが、それから毎回のごとく減らして、今年の参院選では、763万余であった。

 難信難解を説明するのに、選挙の例題は適切か・どうか分からないが、少なくとも、創価学会の言わんとするものが、あまりにも分かってもらえないし、支持されていないのではないかと思う。

 創価学会が公明党を支援するのは、何もマニフェストが良いからだけではないのである。
 いくら良いマニフェストの政策が実現できても、ただ、それだけでは政治は良くならないのである。政治を行うのは、あくまでも人間であるからである。

 その人間が悪人であれば、制度を悪用し、政治悪・社会悪をも生み出し、国民は不利益を被るのである。
 現今の政治家の姿を見れば、名聞名利を求め、ただ、大臣に成るため、また、次の選挙で再び、赤ジュウタンを踏めるか・どうかが、一番の関心事になっている議員たちが、多いように思われます。

 政治の改革は、制度や政策という外的・皮相的なものを、いくら変えても不可能でしょう。より本源的には、政治家自身の生命の改革が必要不可欠なのであります。

 この視点は、政治の世界だけでなく、人間の営むあらゆる分野にわたる法則なのであります。
 ゆえに、あらゆる改革・行動の出発点は、妙法による 「人間革命」 を根本とすべきであると主張するものであります。これがまた日蓮仏法・創価思想・池田思想と言われるものであります。

 公明誕生以来、50年の長き支援活動を以ってしても、創価思想の流布は難事中の難事で、また 「難信難解」 なのであります。

テーマ : 創価学会
ジャンル : 学問・文化・芸術

文化の発信

 菅改造内閣が発足した。内閣発足後、七ヶ月で三回目の改造である。ここのところの安倍・福田・麻生・鳩山内閣は、一年と保つか保たないで替わっているのである。こうコロコロと替わったのでは、大して良い仕事など出来そうもない。

 その上もともと、民主党を厳しく批判していた、たちあがれ日本の与謝野氏を、経済財政相に引き抜いて来るなんて、党の人材不足は否めない。一年が来るまであと五ヶ月ほどあるが、それまで保つか・保たないのか、厳しく政治を監視して行きたいものである。

 前々から、日本の “政治は三流であるが、経済は一流である” と言われていた。その経済力で、時にはエコノミックアニマルと批判されながらも、ODA等で世界経済に貢献してきた自負はあるのである。ところが、その経済さえ、今や二流・三流となってしまった。

 これからの日本は、何をもって世界に貢献したら良いのでしょうか。

 思うに、戦前は軍事力を、戦後は経済力を発揮した。戦車や爆弾等、また、自動車や電化製品等、これ等はハード・パワーと称されるものである。軍事力は論外としても、いくら家やお金等のハード・パワーの充実で生活が良くなったとしても、人間の心までは充たされるものではない。ゆえに21世紀は、ソフト・パワーの時代と言われる所以である。

 したがって、これからの日本は、ソフト・パワーを発信し続けなければならないと思います。ソフト・パワーと言えば、わが国には日本伝統の文化があります。

 明治維新以後、西洋文明に目を奪われて、自国の伝統文化をないがしろにして来ました。ところが今ここにきて、西洋文明の行き詰まりが、リーマンショックや環境問題等の混乱となって現れてきています。ゆえにいま再び、日本文化や東洋の文明が見なおされて来ています。

 たとえば、江戸時代は完全なる循環型社会であり、地方分権型社会であった。庶民は家族愛で結ばれ、地域では助け合いの精神があった。何よりも信仰心が篤く、内発的な自己規律、自己制御の心を持っていた。現今の親殺し・子殺しの殺伐たる世相を見るとき、東洋の叡智から、何か知ら学ぶべきものが多々あると思うものである。

 日本の伝統文化と言えば、世界唯一の叡智・日蓮大聖人の 「南無妙法蓮華経」 の大生命哲学があります。

 20世紀、日本が世界に発信したものは、軍事力であり、精神的には苦悩や恐怖心であった。21世紀は、希望や歓喜や繁栄でなければならない。それが実現できるのが、日蓮仏法なのである。

 『御義口伝』 に、「始めて我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く所謂南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」(御書788P)
 「喜とは自他共に喜ぶ事なり、…… 然るに自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(御書761P)
 と。
 これからの日本は、この “日蓮仏法” を世界に向かって、発信し続けることが大事であると思います。

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プロフィール

谷 建二郎

Author:谷 建二郎
 
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北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

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