勇猛精進

 夏季友好期間も終わった。8月の拙ブログは、まだ二つしか出来てない。暇があってゆとりがあれば、ものごとは早く出来るかといえば、そうでもない。むしろ、忙しく活動している時のほうが出来るのである。要は、気合が入るかどうかなのである。
 ところで、あと一つは書こうと思い、何にしょうかなと考えていたところ、朝夕読誦している方便品の「勇猛精進」という語句が思い浮かんだ。

 『法華経方便品第二』 に、「勇猛精進 名称普聞」 <勇猛(ゆうみょう)精進して、名称(みょうしょう)普(あまね)く聞こえたまえり> とあります。
 勇猛精進といえば、はじめは、勇敢にして励むことぐらいにしか思っていませんでした。入信して、六巻抄の「依義判文抄」を学んで、その一字一字に甚深の意義があることを知りました。
 依義判文とは、「義に依って文を判ず」と読む。経文を解釈する場合は、その文に囚われるのではなく、より高い教典の義によって解釈しなければならないと言うことです。
 末法の我らの立場では、法華経の文を解釈するには、日蓮大聖人の「文底独一本門」の意義をもって解釈するのである。

 『依義判文抄』 に、問う勇猛精進を題目と為すこと如何、
 答う本門の題目に即ち二意を具す所謂信心唱題なり、…… 勇猛は是れ信心なり、故に釈に云く「敢(いさん)で為すを勇と言い智を竭(つく)すを猛と言う」…… 精進は即ち是れ唱題の行なり故に釈に云く「無雑の故に精・無限の故に進」と云云、
(六巻抄・124P) とあります。 

  とは、勇んでと言うように、自発能動に主体性をもってやるのである。人から言われて、嫌々ながらやるのは信心ではない。

  とは、智を尽くすと言うように、理知性をもって、宗教は皆同じであるとかいうような、盲目、無知なことではいけない。生命のの英知を輝かせ、自己の主体性の確立をはかるのが信心である。

  とは、無雑と言うように、混じりけのない純真な信心である。「此の南無妙法蓮華経に余事をまじへば・ゆゆしきひが事なり」(1546P) と仰せです。

  とは、無限と言うように、間断なき持続性をもって、一生涯・信行を貫くことである。「大難来れども憶持不忘の人は希(まれ)なるなり、受くるは・やすく持つはかたし・さる間・成仏は持つにあり」(1136P) と仰せです。
 勇猛精進とは、「真剣」 の二字であり、「一生懸命」 の実践であり、創価の師弟の心であります。 

 池田先生は、次のように指導されています。

 名誉会長 「畢竟(ひっきょう)して一乗に住せしめん(最後に必ず妙法に到着させることができる)」 というのは、「広宣流布」 のことです。<「御義口伝」 に 「畢竟とは広宣流布なり」(772P) と>
 そのために私どもは、願って、この世に生まれてきた。その今世の使命に向かって、生きて生きて、生き抜くのです。その 「勇猛精進」 の心が輝いていれば、不老不死の生命力がわく。
 「勇猛」 とは、最高の勇気です。「精」 とは無雑。精米のように、純白な、汚れのない信心の心です。 「進」 とは無間。間断なき行動です。たゆむことなく前進また前進することです。「精進」 です。「南無妙法蓮華経は精進行なり」(790P) です。間断なく戦い続ける、その信心に 「如来神力」 は湧現する。
 「一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり」(790P) です。
 “億劫の辛労”です。一念や二年分の辛労ではない。
 心をくだき、身を粉にして、広布のために苦労することです。「世間に行じて」 です。「社会の中で行動する」 のが神力品の付嘱を受けた地涌の菩薩です。
 日蓮大聖人直結の 「広宣流布の組織」 で、気どらず、飾らず、苦労に苦労を重ねて生き抜いている人。その人こそ、いかなる有名人よりも尊き、末法における “如来の使” なのです。また “如来” です。
  (法華経の智慧5巻・295P)

 かつて、ある青年が、牧口先生に、何が善で何が悪かをどうすれば判断できるようになるかと質問した。
 牧口先生は、「世界最高の宗教を命がけで修行する、その努力と勇気があれば、わかるようになる」 と答えられたという。
 さらに、「勇猛精進したまえ。実行だよ。精進だよ。老人にはなったが、私も実践しています」 とも語られた。
 まさしく 「勇猛精進」 とは、学会の源流です。勇んで挑戦するところに生命の躍動もあり、知恵も生まれる。そこに歓喜があり、希望がみなぎる。
 瞬間、瞬間、自己完成への因をたゆまず積み重ねる勇猛精進の人こそ、永遠の勝利者なのです。
 一人一人が師子王の心で、真剣に、また広々とした心で戦うことが、勇猛精進の実践にほかならないのです。
  (小冊子方便品寿量品講義①・72P)

テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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谷 建二郎

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北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

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