価値創造

 人生の目的は、幸福の追求であり、それは価値を創造しゆくことであります。

 ここでいう価値とは、評価主体(人間) と対象(客体) との間に生ずる情的関係性または関係力のことを言います。関係がなければ、価値は生じないのであります。
 したがって 「もの」 自体に価値があるものでもなければ、主体が一方的に決定するというものでもないのである。

 価値の内容は 「美・利・善」 である。
 「美」 の価値とは、いわゆる五根(眼・耳・鼻・舌・身) によって得られる感覚的で一時的な価値をいう。例えば、好きは 「美」 となり、嫌いは反価値で 「醜」 となる。

 「利」 の価値とは、個人がその生命を維持発展させるとき、対象との間に生ずる価値である。例えば、賃金を貰えば 「利」 であり、事故に遭って損すれば 「害」 である。

 「善」 の価値とは、「美・利」 は個人的評価であったが、これは一般社会の中にあって 「公益」 を 「善」 とし 「公害」 を 「悪」 とするのである。極端な例だが、泥棒すれば盗人には金品の 「利」 があるが、社会的には 「悪」 である。

 牧口先生は 「悪いことするのと、善いことをしないのは、どちらが悪いのか」 とよく尋ねられました。一般の人々は “善いことをしなくても、悪くない” と思われている方が多いようです。

 牧口先生は 「善いことをしないのは、悪である」 と強く指導されました。それは結果的に見て “悪いことをするのと、同じである” からです。そして 「善」 の価値を求めるように、それも 「大善生活」 を創造する道を指導されました。

 価値を、主体と客体との関係力としたとき、その評価主体たる人間を、問題にせざるを得なくなってきます。ここに人間生命を解明した、日蓮大聖人の大生命哲学に帰命したとき、最高の 「大善」 の価値創造の道が開示されたのである。

 その道とは、個人的には 「人間革命」 と言い、社会的には 「広宣流布」 と言うのである。これによって、未だかって成しとげたことがない、個人の幸福と社会の繁栄が一致する、理想社会が出現するのである。
 

テーマ : 創価学会
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

谷 建二郎

Author:谷 建二郎
 
FC2ブログへようこそ!

北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 創価学会へ
にほんブログ村


仏教 ブログランキングへ

最新記事
カテゴリ
最新コメント
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR