大聖人と三大秘法

 「三大秘法」 について、もう少し知りたいと思い 『御書の世界』 第3巻 を読んでいましたら、次のような指導がありました。
 
 名誉会長  …… 大聖人の誓願成就においては、三大秘法の開顕とともに、大聖人と心を同じくして広宣流布に戦う弟子が陸続と出現してくることが絶対に不可欠なのです。

 森中  …… 大聖人は、熱原の民衆の不惜身命の信心を御覧になって、出世の本懐を遂げられました。
 すなわち、誓願を継承する弟子が出現したからこそ、大聖人は出世の本懐を遂げ、誓願を成就されたと言えます。  

 名誉会長  弟子による誓願の継承とは、言い換えれば、「広宣流布を目指す信心」 の確立です。
 その根幹は 「不惜身命の信心」 です。その継承が 「信心の血脈」 です。
 そして、その信心を核とする躍動的な広宣流布の和合の組織を確立することです。
  (御書の世界3巻・279P)

 宗門は 「弘安2年の大御本尊」 の御図顕をもって 「出世の本懐」 としているが、どうも静的な感じで、ただそれだけでは、動的な信心の息吹き、燃えあがる広布大願への躍動感は感じられない。この信心実践なくしては 「出世の本懐」 だと幾ら強調しようとも、一本筋が通らない・魂のないもののようになってしまう。
 それゆえに先生は、“大聖人と心を同じくして広宣流布に戦う弟子が陸続と出現してくることが絶対に不可欠なのです” と指導されています。
 これまでの大聖人の 「四つの大難」 は、御自身が受けられた大難であった。しかし 「熱原の法難」 は、農民信徒の弟子たちが、自ら起こし・殉教し・勝利した法難であった。
 この 「不惜身命の信心」 の継承があって、はじめて 「出世の本懐」 とされたのである。
 したがって教義条項の解説には、“「出世の本懐」 の本義は、大聖人の御生涯において、末法万年の一切衆生の救済のために三大秘法を確立されたこと、それとともに、立宗以来27年目に、熱原の法難において、農民信徒たちが大難に負けない不惜身命の信仰を示したことによって証明された民衆仏法の確立である” と述べられている。
 
 名誉会長  その戦いのなかで、三大秘法が確立していき、大聖人の誓願が成就するのです。
 三大秘法は、広宣流布を戦い抜かれた大聖人の御生命から開き顕された法体です。したがって、広宣流布への信心と闘いがなければ、三大秘法の南無妙法蓮華経を受持したことにはなりません。三大秘法の受持には、広宣流布の誓願の継承が肝要なのです。


 斉藤  三大秘法は、もともとは大聖人の戦う御姿のなかにあるといえます。
 「本門の本尊」 は、大聖人におかれては、妙法と一体の大聖人の御生命に躍動する尊極の仏界の生命であり、大聖人己心の妙法蓮華経です。ゆえに私たちは、御本尊を 「観心の本尊」 と拝します。

 森中  「本門の本尊」 を根本と尊敬して、いかなる悪の生命も打ち破っていくという確固たる誓願を持ち続けて戦われる大聖人の御姿にこそ防非止悪の戒が持たれています。その大聖人がましますところが 「本門の戒壇」 です。
 私たちにとっては、単に御本尊を御安置するだけでなく、誓願を継承して広宣流布に戦ってこそ、そこが 「本門の戒壇」 であるといえるのではないでしょうか。

 名誉会長  「本門の題目」 は、本尊への信とその証である唱題を、自行化他にわたって実践し、弘めていく大聖人の実践です。
 大聖人は 「報恩抄」 で、本門の題目を 「声もをしまず唱うるなり」(328P) と仰せです。これは不惜身命の信心が、「本門の題目」 の根本であることを示されている、と拝せます。
 このように三つの次元で、大聖人が実践された法体を私たちに示してくださったのが三大秘法です。大聖人の御生命と実践の全体が継承されるように示されているのです。その核心は、広宣流布の誓願の継承です。
 三大秘法は、いわば妙法を個人の生命に、国土に、そして全世界に具現化させていけるように示された法体なのです。
 その三大秘法の受持のために大切なのが、大聖人と同じように、魔と戦いきる強盛の信心です。
 悪世において、その強盛の信心を起こして、魔を打ち破り、三大秘法を持ち続けていくのが地涌の菩薩です。
 さらに悪世滅後の弘通は、誓願を継承した地涌の菩薩である和合僧団の存在が最重要となる。一人また一人と同志を糾合して 「日蓮が一門」 を確認しあい、「日蓮と同意」 で広宣流布に前進していく地涌の絆を再確認する場がどうしても必要だからです。


 斉藤  創価学会の会合は、まさに地涌の菩薩が誓願を確認し、深めあう場ですね。

 名誉会長  そうです。戦う地涌の菩薩が集っているのです。虚空会を今に現出した姿であるといってよい。
 「時のしからしむるに有らずや」(329P) です。
 濁劫悪世の今こそ、ますます広宣流布を強力に推し進める 「時」 にほかなりません。
 それが創価学会の三代会長を貫く確信です。
  (同書・280~283P)

 池田先生は、“三大秘法は、広宣流布を戦い抜かれた大聖人の御生命から開き顕された法体です” とまた、“大聖人の戦う御姿のなかにある” と指導されています。

 「本門の本尊」 は、“大聖人の御生命に躍動する尊極の仏界の生命であり、大聖人己心の妙法蓮華経” をいいます。
 『御義口伝』 に、「本尊とは法華経の行者の一身の当体なり」(760P) と仰せです。

 「本門の戒壇」 は、「三類の強敵」 を打ち破り、法華弘通の誓願を持ち続けて戦われる大聖人の御姿のなかに 「防非止悪(非を防ぎ悪を止む)」 の戒が持たれています。
 ゆえに、その誓願を継承して広宣流布に戦うところが 「本門の戒壇」 になります。

 「本門の題目」 は、“本尊への信とその証である唱題を、自行化他にわたって実践し、弘めていく大聖人の実践です” と、題目を 「声もをしまず唱うるなり」(328P) と仰せの不惜身命の信心が、「本門の題目」 の根本である と指導されています。

 そして、“三大秘法は、いわば妙法を個人の生命に、国土に、そして全世界に具現化させていけるように示された法体なのです” とのことです。
 この “具現化させていける” ところが、すごいところであると思います。この法理によって、“南無妙法蓮華経” と唱え奉れば、我が身は即身成仏し、国土は仏国土となり、世界平和も実現できるのである。
 この日蓮大聖人の御遺命を奉じて、世界広宣流布に邁進している仏意仏勅の宗教団体は、“創価学会” だけであります。 

テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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旗持つ若人

池田先生が三代会長を勇退したときに、前会長のことを先生と呼ぶのが禁止されたと聞きました。
しかし、多くの若者が、先生を先生と呼び、先生の元に集ったそうです。

私は、この話を知ったとき、「同志の歌」の歌詞の最後を思いだしました。

Re: 旗持つ若人

 コメント有り難うございます。

 三代会長勇退の後、宗門は先生に対して、会合に出て指導してはならない、聖教新聞・大白等にも載せてはならないと、先生と会員との師弟の絆を断ち切ろうと、陰険な策謀を謀った。

 広布を阻むいかなる魔であろうとも、先生の御一念による師弟の絆は、断ち切ることは出来なかった。
 ある方面男子部は、フェリー1隻貸し切って、横浜の神奈川文化まで、師を求めて馳せ参じた。
 大分の青年部大会では「青年よ!21世紀の広布の山を登れ」の詩をいただき、反転攻勢の火ぶたを切った。

 その結果、今日の世界広布新時代 躍進の年を迎えることが出来ました。
 池田先生の死身弘法の御徳に報恩感謝申し上げます。
 これからも「旗持つ若人」の育成に頑張りましょう。

No title

谷さんの影響で(笑)御書の世界 第3巻を読み始めました
四条金吾への細やかな指導で 私は 思わず 
この本を読んでいれば 退転せずに済んでいたかも(?)なんて 思いました
何年か前の任用試験から 出世の本懐の捉え方が 明らかにされましたが 熱原の法難も 弟子の戦いですよね
法華経は諸経典で唯一、「師弟不二の経典」です。という先生の言葉が 印象に残りました
すべて 弟子の戦い(振る舞い)で決まりますね
私も 頑張ります

Re: No title

 “御書の世界 第3巻を読み始めました” とのこと、有り難うございます。

 先生の著作物は、いつ読んでも心に新たな啓発を受けます。
 人間は特に老人は、忘れてしまいます。
 ゆえに、常に先生の本に接するように、心掛けねばならないと思います。

 そこで、私も第3巻を手に取ってみました。
 “「無明」とは、万人に仏性が具わることへの無知であり、不信です”
 “末法の争いを生む要因である権力や宗教の魔性も、この無明が根本にあるのです” と指導されています。

 権力の魔性は分かっていましたが、“宗教の魔性” については忘れかけていました。
 これからは、この問題も思い直して考えねばならないと思います。
 頑張りましょう。
プロフィール

谷 建二郎

Author:谷 建二郎
 
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北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

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