「新・人間革命」第3巻〔仏法西還の章〕(東洋広布インドへ)

 〔仏法西還〕
 「時」 は来た!
 待ちに待った、悠久の歴史の夜は明け、遂に船出の太陽は昇った。
 帆を上げよう。好機は一瞬にして過ぎ去り、再び帰ることはない。

  元朝に
     祈るアジアの
         広布かな


 会長 山本伸一のアジアへの旅立ちとなる、一九六一年(昭和三十六年) 「躍進の年」 の元旦、彼は自宅でこう認め、妻の峯子に贈った。

 
 池田先生は、大聖人の御遺命である 「仏法西還」 への “「時」 は来た!” と決意をなされました。
 正法・像法時代、釈尊の仏法がインドから東方の日本へと伝わったのを 「仏法東漸(とうぜん)」 と言うのに対し、「仏法西還(せいかん)」と言うのは末法では、日蓮大聖人の仏法が日本から西方のインドへと還り、全世界に広宣流布しゆくことをいう。
 前年(昭和35年)10月の世界広布開拓のための アメリカ指導に旅立たれてから、席の暖まる暇もなく、「躍進の年」 の元旦の新年勤行会に出席なされ、新年のあいさつをされました。

 「ただいま、皆様とともに、勤行いたしました御本尊様は、昭和二十六年(一九五一年)五月三日に戸田城聖先生が会長に就任され、人類の救済への決意をもって立ち上がられて間もなく、日昇上人より授与された、創価学会常住の御本尊様であります。
 この御本尊の脇書には、『大法弘通慈折広宣流布大願成就』とお認(したた)めでございますが、ここに学会の使命は明白であります。
 私どもの目的は、どこまでも、人類の平和と幸福のために、広宣流布を実現していくことです。事実、この七百年の間に、日蓮大聖人の御遺命のままに、広宣流布を現実に成し遂げてきたのは、創価学会だけであります。
 その使命を果たしゆくには、まず皆様方ご自身が、物心ともに幸せになりきっていくとともに、友の幸福を願う、強き慈愛の心をもたねばなりません。人々の幸福を祈り、願う心こそ、学会の精神であります。
 戸田先生は 『一家和楽の信心』 『各人が幸福をつかむ信心』 『難を乗り越える信心』 の三つを、学会の永遠の三指針として示されましたが、そこに広宣流布の道があります。
 どうか幹部の皆さんは、この指針を深く胸に刻んで、全同志の幸福のために献身しゆく一年であっていただきたいと思います」
 それから、代表の人が、戸田城聖の和歌を朗詠した。


  雲の井に 月こそ見んと 願いてし
     アジアの民に 日(ひかり)をぞ送らん


 この和歌を聞くと、伸一の心は躍(おど)った。それは、一九五六年(昭和三十一年)の年頭に、戸田が詠(よ)んだ懐かしい和歌であった。
 ―― 雲の切れ間に、ほのかな幸の月光を見ようと願うアジアの民衆に、それよりも遥(はる)かに明るく、まばゆい太陽の光を送ろう、との意味である。
 ここでいう 「月」 とは釈尊の仏法であり、「日(ひかり)」 とは日蓮大聖人の仏法をさすことはいうまでもない。戸田は、「諫暁八幡抄」 などに示された、大聖人の 「仏法西還」 の大原理をふまえ、東洋広布への決意を詠んだのである。この戸田の決意は、そのまま、愛弟子である伸一の決意であった。
 そして、今、伸一は、その実現のために、この一月には、インドをはじめとする アジアの地に、東洋広布の第一歩を印(しる)そうとしていたのである。


 創価学会の使命と目的は、“どこまでも、人類の平和と幸福のために、広宣流布を実現していくことです” と述べられています。
 それを実現するためには、学会員の皆様方ご自身が、“物心ともに幸せになりきっていく” という実証を示していく必要があります。
 それゆえに戸田先生は、各人の信仰の指針となるものを 「学会の永遠の三指針」 として示してくださいました。
 その後、2003年12月、池田先生は、新たに2項目の指針を示されました。したがって、

  「学会永遠の五指針」 は、以下のようになります。
 
  1) 「一家和楽の信心」
  2) 「幸福をつかむ信心」
  3) 「難を乗り越える信心」
  4) 「健康長寿の信心」
  5) 「絶対勝利の信心」

 創価学会が、これほどまでに大発展をしてきたその理由の一つとして、ウィルソン博士(オックスフォード大学名誉教授)は、「学会が人間の幸福を第一義とする」 点を挙げておられます。
 「各人の幸福」 は、全部、広宣流布に連動しているのである。ゆえに、“そこに広宣流布の道があります” と指導されています。
 この五指針を深く胸に刻んで、広宣流布の戦いに邁進していきたいと思います。

テーマ : 創価学会
ジャンル : 学問・文化・芸術

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仏法西還

数日前の早朝、東の空に明るい星が出てたので、ネットで調べてみたら、金星と火星と木星が並んでいたんですね。
それで、こうなるのは数年とかに一度の貴重な状況だそうです。
珍しいので、毎朝眺めていると、西の月が段々と東側に移動してました。今朝五時だと天頂くらいです。
そして、12月8日には、月と金星が最接近して、その状態で、月と惑星たちが、太陽の登場を出迎えるそうです。

説話に出てきそうな光景ですね。
これをただの自然現象と見るか、何かの瑞相と見るかは各自の自由ですね。

Re: 仏法西還

> そして、12月8日には、月と金星が最接近して、その状態で、月と惑星たちが、太陽の登場を出迎えるそうです。

 日常、星空を眺めることはありませんが、たまには悠久なる大宇宙と語り合いたいですね。
 それにしても、12月8日は、開戦の日です。
 何か、意義あるものにしなければなりませんですね。
プロフィール

谷 建二郎

Author:谷 建二郎
 
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北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

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