「公開情報」 を論拠とする

 佐藤 優氏の “『公明党50年の歩み』 を読む” の五回目は、〔外交でも重要な役割を果たしてきた公明党〕 であります。  (第三文明・2016-6月号)

 〔外交重視の姿勢を強める公明党〕
 一般的に公明党と言えば 「福祉や教育に力を入れてきた政党」 という印象が強い。しかしながら、公明党は50年を超える歴史のなかで、日本の外交に重要な役割を果たしてきたのである。
 特に昭和47年、日中国交正常化への道筋において、野党でありながら、先駆的な役割を果たしたことは記憶に生々しい。
 対中外交だけでなく外にも、ロシアや韓国、中東各国、アメリカなどとの関係においても、それぞれ重要な役割を果たしてきた。
 これら公明党の外交はすべて、党の創立者である 池田SGI 会長の民間外交が土台になっている言っても過言ではない。
 
 佐藤氏は、“今の公明党が外交を重視するのは、もちろん一つには世界平和を重視するゆえだが、もう一つには、支持母体の創価学会がいよいよ世界宗教化してきたからだ。……
 そのように、「創価学会の世界宗教化」 の プロセスが進めば進むほど、公明党の役割もより グローバルなものに変化していく。その変化の一つの表れが、公明党の外交重視の姿勢なのだと思う。……
 そして、自民党との連立で与党となって以降、その役割の重みはいっそう増している”
 と述べられています。  (同誌・53P)

 〔公明党抜きに日本外交は語れない時代〕 のところでは、
 佐藤氏は、“当連載の第1回(2月号)で、私は 「公明党と創価学会の動きを見ていれば、日本政治の動向はわかる」 と書いた” と。
 そして、これらの論文を書くのに、“それは何ら難しいことではない。『公明新聞』 と 『聖教新聞』 をきちんと読んでいればよいのだから……。 問題は、その程度の労力すら惜しみながら、公明党について論じようとする半可通の論者がはびこっていることだ” と述べられている。
 小生はこの記事を読みまして、少しは ブログを書いている者として、関心が湧きましたので、続きの文を引用させていただきます。

 ちなみに、私は 『創価学会と平和主義』(朝日新書)を執筆するにあたっても、書籍などの公開情報のみを ソース(情報源)とした。しかも、内容の大半は、「聖教オンライン」(『聖教新聞』 のネット版)や創価学会公式サイト(SOKAnet)で読める記事を資料としていた。それはなぜかというと、検証可能性を担保しておくためである。「佐藤優はこう書いているが、本当だろうか?」 と思った読者は、ネットで検索すれば資料として用いた当該記事が読める。そのことが重要なのだ、 と述べられている。
 小生も ブログに引用した、御金言や先生の御指導は、その書籍名やページ数をすべて記入するようにしています。

 世の論者のなかには、私が 『創価学会と平和主義』 を公開情報のみによって書いたことを批判する向きもあった。「タテマエ的な公開情報だけ見ていては、創価学会の本質はわからない」 という主旨の批判であった。
 だが、私はそうは思わない。創価学会に限らず、巨大組織になればなるほど、「公開情報のなかで ウソをつくこと」 は難しくなっていくものである。組織防衛上の観点から表に出さない情報は当然あるとしても、虚偽の情報を出すことは リスクが大きすぎるし、組織が大きいほど矛盾も発覚しやすいからだ。
 したがって、「公開情報だけを見ていても創価学会の本質は理解できない」 というのは、短絡すぎる見方だと思う。公開情報だけで十分な基本分析ができる。
  (同誌・53~54P)

 佐藤氏は “虚偽の情報を出すことは リスクが大きすぎるし、組織が大きいほど矛盾も発覚しやすいからだ” と。
 確かに、この頃の我が国の超一流の企業と謳われた、“三菱自動車・東芝・東洋ゴム・旭化成建材・オリンパス” 等々、まだまだ沢山あります。
 これらはみな、“データ改ざん・不当表示・粉飾決算・巨額損失隠し” 等々、企業 モラルはどうなってしまったのかと聞きたい。いま企業・社会全般に、このような風潮が蔓延しているのだろうか? 嘆かわしい限りである。
 誰も見ていなければ分からないだろうと、不正に手を染め、いくら隠ぺいを図っても、お天道さん見ている、因果の理法は厳然とあることを肝に銘じなければならない。 

 では逆に、昔の週刊誌の創価学会批判記事のように、いわくつきの脱会者(元学会員)や匿名の 「事情通」 からの リーク情報を集めたら、「創価学会の本質」 とやらが理解できるのだろうか? むしろ、歪んだ プリズムによって本質が見えなくなってしまうだろう。
 だから、公明党や創価学会を批判するにしても、怪しげな裏情報によるのではなく、公開情報を論拠とすべきなのだ。それは、まっとうな批判をするための大前提だろう。


 小生は、個人や団体を批判するにしても、佐藤氏の言われるように “怪しげな裏情報によるのではなく、公開情報を論拠とすべきなのだ” というご意見は、真っ当なことで正論であると思っています。
 日蓮大聖人は、「但経文を以て勝劣の義を存す可し」(125P) と仰せです。
 釈尊の説かれた 「経」 を基本に用いて、五時八教の判釈にしたがい、法華経を最第一としなければならないのである。
 それを、途中の慈覚・智証・弘法・法然らの人師・論師たちが、自分勝手に爾前経を解釈し、己義・邪義を弘め、人々を悪道に落としめたのである。
 「外道・悪人は如来の正法を破りがたし仏弟子等・必ず仏法を破るべし師子身中の虫の師子を食(はむ)等云云」(957P) と仰せです。
 現在、日蓮仏法ならば、「御書」 を根本として、「法華経の心」 、「日蓮大聖人の御精神」 を体し、「世界広宣流布」 の指揮を執られている “池田SGI 会長” のご指導を基本とし、師事しなければならないのである。
 間違っても、世流布の怪しげな学会裏情報などに、惑わされ騙されてはならない。重々気を付けましょう。 

テーマ : 創価学会
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

谷 建二郎

Author:谷 建二郎
 
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北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

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