池田先生の入信

 池田大作先生の入信は、「我らの勝利の大道(57)・8月24日の誓い(上)」 に、「師はご存じだった」 として、次のように述べられています。

 喜びに 心躍らせ 今日もまた 広布の青春 何と尊き

 「日本の敗戦から二年後の夏八月。いまだ空襲の焼け野原が痛々しい東京・大田区の座談会で、永遠の師と仰ぐ戸田先生に、私はお会いすることができた。
 『いくつになったね』
 『十九歳です』 先生は旧知に向けた言葉で尋ねてくださった。

 じつは、先生は事前に、地域の方から、私のことをよく聞いておられた。
 兄を戦争で亡くしたことも、家を空襲で焼かれたことも、働いて父母を支えながら苦学していることも、ご存じであった。
 『わが地域には、こういう青年がいます』 と、戸田先生につないでくださった地元の方々のことが、感謝とともに偲ばれる」
  とあります。

 池田先生は戸田先生に、「正しい人生とは」・「ほんとうの愛国者とは」・「天皇をどうお考えですか」 等々のことを質問をなされました。
 戸田先生の回答は、簡明直裁であった。理論をもてあそぶような影は、さらさらなかった。
 池田先生は、―― なんと、話の早い人であろう。しかも、少しの迷いもない。この人の指導なら、自分は信じられそうだ。―― と思われました。

 池田先生は、意を決して 「先生、ありがとうございました。…… 先生が、青年らしく勉強し、実践してごらんと、おっしゃったことを信じて、先生について、勉強させていただきます。
 いま、感謝の微意を詩に託して、所懐とさせていただきたいと思います。下手な、即興詩ですが ……」 と、軽く眼を閉じ、朗々と誦しはじめた。

 旅びとよ  いづこより来り  いづこへ往かんとするか
 月は沈みぬ  日 いまだ昇らず
 夜明け前の混沌(カオス) に  光 もとめて  われ 進みゆく
 心の 暗雲をはらわんと  嵐に動かぬ大樹を求めて  われ 地より湧き出でんとするか


 「戸田は、この詩のの最後の一行を聞いた時、にこやかになっていた。
 山本は、仏法の 『地涌の菩薩』 という言葉など、知るはずもなかった。ただ、最後の一行は、戦後の焼け野原の大地のなかから、時が来ると、雄々しく、たくましく、名も知れぬ草木が生いしげり、緑の葉が萌えるのを見て、その生命力と大自然の不思議さを、なんとなく心に感じ、胸に抱いていたのをうたったのであった」
と述べられています。 (人間革命第2巻・地涌の章より)

 まだ、法華経を知らなかった池田先生が、不思議にも 「われ 地より湧き出でんとするか」 との句を詠じられたことは、内証においては、もうすでに 「地涌の菩薩」 の使命を感じられていた方だと思います。

 地涌の菩薩とは、法華経従地涌出品第十五にて、釈尊の滅後の弘通を勧める呼びかけに応じて、大地の底より湧き出でてきた菩薩たちである。神力品二十一において釈尊は、上行等の四菩薩を上首とする地涌の菩薩に、妙法蓮華経を付嘱し末法の弘通を託したのである。

 友人や地域の方々が、末法弘通の使命のある池田青年を、戸田先生に会せよう・会せようとされていたことも、何か不思議な諸天のはたらきの様なものを感ぜざるを得ません。

 この座談会の日より十日後、昭和22年8月24日・池田先生は入信なされました。
 また、日蓮大聖人が、「立正安国論」を提出し、国家諫暁を行われた文応元年7月16日は、ユリウス暦では、1260年の8月24日に当たっている。これも不思議な時の一致である。

 以上のように、入信の時のことだけでも、池田先生は、並の尋常な方ではないのである。その実績は、未だかって誰人たりとも成し得なかった、世界192ヶ国まで妙法の広宣流布を拡大し、仏教史上に燦然と輝く大偉業を成し遂げられました、広布の指導者であり、我われの仏道の師匠であります。

 正しい人生の記事 → ここから

テーマ : 創価学会
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

夜明け前の混沌

ある一人の同志のことを思い悩みながら、さ迷っていたら、ここにたどり着きました。
この詩は8月24日のことだったんですね。
元気をもらいました。ありがとうございます。

Re: 夜明け前の混沌

> この詩は8月24日のことだったんですね。

 詩は8月24日ではなく、8月14日、蒲田のとある座談会に出席された時、戸田先生にお会いして、その感動を詩に託されました。
 その10日後、入信された日が、8月24日です。
 この日を記念して、壮年部の日となりました。
 なお、人間革命第2巻・地涌の章をご参照ください。

人間革命の、山本伸一青年の初めて出てくる場面ですよね。印象的ですよね。

戸田先生に出会った当日に入会した訳ではないですからそうなりますよね(笑)
この詩は、入会の詩ではないかもしれませんが、「入会決意の詩」ではあるんですね。

森ヶ崎海岸のイメージが強かったので、この詩があったことを忘れていました。いいきっかけを得られました。ありがとうございます。
プロフィール

谷 建二郎

Author:谷 建二郎
 
FC2ブログへようこそ!

北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 創価学会へ
にほんブログ村


仏教 ブログランキングへ

最新記事
カテゴリ
最新コメント
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR