夏季大学講座(2010年)

 8月28日、創価大学の第38回夏季大学講座に、初めて参加してきました。受講座名は、「法華経」 を読む(6)提婆達多品・勧持品 ―― です。講師は、文学部教授・菅野博史先生です。

 創価大学の夏期講座は、8月末の金・土・日の三日間にわたり、講座数は約 50を超え、広く市民に開かれており、受講者数は約1万人にも成るそうです。 参加して感じたことは、受講者の殆んどは中年のご婦人方で、中には70代・80代らしき方々も、数多く見受けられました。

 終了後に、20回(20年)以上の受講者に、「名誉学生証」 の授与式がありました。わが教室では3名のご婦人方で、最高は28回と言っていました。この学究の精神を、学ばなければならないと思いました。

 提婆達多について今まで、釈尊に敵対し、三逆罪を犯し、生きながら地獄に落ちた、大悪人であると教えられてきました。ところが、提婆達多を仏と崇拝する信仰集団があったと、法顕の 「法顕伝」 や玄奘の 「大唐西域記」 に報告されているそうである。

 もともと法華経では、提婆達多を悪人であると説かれてはいません。それどころか、過去世において、釈尊の師匠の阿私仙人であると、生々世々にわたる師弟不二の原理が説かれている。

 提婆達多を悪人とすることによって、大悪人の提婆達多でさえ成仏できるのであると、法華経の功徳の大なることが強調されているのである。このように見れば、提婆達多に対する見解も少しは変わってきました。

 一方の女人成仏であるが、竜女の成仏が 「変成男子」 すなわち、男子に変身して成仏したとされたころから、近年、フェミニストから、仏教は女性差別の宗教であると批判されています。

 しかし当時、女人が成仏することは信じがたく、時代的・機根的な制約の上からも、そのように説かざるを得なかったのである。決して、仏教は女性差別の宗教では無いのである。

 むしろ、女性が男性に変身できるということは、男女間の性差を固定的に捉える考え方を乗り越えたものと言えよう。 実際、釈迦在世においては、多くの女性が出家し、伸び伸びと修行し、男性に期して引けをとらず、悟りを開いたことが記せられております。

 今日の創価大学の キャンパスを埋め尽くす、創価の ウーマンパワーの姿を見たとき、「我大乗の教えを闡(ひら)いて、苦の衆生を度脱せん」 との竜女の決意を思い出しました。竜女の跡を承継するものは、真実、創価学会の婦人部の皆様方であります。

テーマ : 宗教・信仰
ジャンル : 学問・文化・芸術

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谷 建二郎

Author:谷 建二郎
 
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北九州市小倉北区に在住 81歳
日蓮仏法と創価思想に関する私の教学的随想

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